企画会議・商談のお茶
お茶は社内会議など重要な場でもよく用いられます。これはただのどを潤す為だけではなく、お茶の香りや味で脳を活性化させることも目的の1つにあります。
場を和ませたい時
有効的な雰囲気を作り、場を和ませたい商談時にはリラックスさせてくれるお茶が活躍します。上級煎茶や玉露などといったうま味の強いお茶や、少し変わったおもてなしをしたい時には抹茶を点てるのも効果的です。
さらに地元の名産品や和菓子、出張先のお土産などの話のタネを用意しておくと、お互いの距離を縮める手助けにもなります。
アイディアを出したい時
思い悩んで良い考えが浮かばない時、脳に刺激を与えて気分をリフレッシュする必要があります。そんな時に役に立ってくれるのが香りの高いお茶です。
たとえば強い香りの品種茶、爽やかな柑橘系のフレーバーティーなどを基準に、好みで変えられるティーバッグも揃えておきましょう。味覚や食感から刺激を味わいたい場合には濃厚なほうじ茶や抹茶、梅干し番茶なども有効です。
お客様へのおもてなし
前のページでおもてなしの時に行うお茶のマナーは学んでもらいましたが、ビジネスシーンになるとそれ以上に気を付けなければなりません。もし粗相をしてしまってお客様を怒らせてしまい、大事な商談がなくなってしまう、という可能性もあるでしょう。
たったそれだけのことで大事な商談は白紙にならない、と思う方もいらっしゃるでしょうが、1度ついてしまった悪い印象は中々払拭することは出来ません。その場は丸く治まったとしても、次からの仕事が回ってこない可能性も出てくるのです。
ビジネスシーンのお茶のマナーは注意して行うようにしましょう。
通常時の呈茶(ていちゃ)
基本的に急須を用いてお茶を淹れるのが常識ですが、急須がない場合はお湯を注いで混ぜる粉末茶、ティーバッグ茶でもかまいません。夏は冷やしたペットボトル茶でも大丈夫ですが、そのままでは出さず必ずグラスに注いで出してください。
急須を使用する場合は早めに淹れられる深蒸し煎茶や粉末茶、玄米茶、ほうじ茶、フレーバーティーなどがおすすめです。
丁寧な呈茶
基本的なビジネスシーンではこの「丁寧な呈茶」で行うようにします。
目上の方や取引先には話が長くなる場合が多いので、玉露や煎茶を冷めにくくするようにやや高めの温度で淹れます。蓋付きの茶碗やお茶菓子を添える事でおもてなし感を演出することができます。
特別な呈茶
特別な場面での取引、重要な場面で行うめったにないおもてなしの方法です。
扱うお茶は品評会で受賞した品種や産地、ブランドにこだわった上級茶を用いて丁寧に淹れるようにします。運ぶときにも自分の息がかからないように注意し、お茶請けも上級な生菓子や干菓子を用意するようにしましょう。

