茶葉は淹れてお茶にして飲む以外にも、料理に応用して食べることもできます。料理に用いた茶葉はお茶にするよりも栄養素が多く含まれるので、たくさんのお茶の成分を摂ることができます。このLessonではお茶を用いた料理のレシピを紹介していきます。
お茶と桜エビのふりかけ
【材料】(6~8人分)
- 煎茶(茶葉):大さじ2杯ほど
- 桜エビ(素干し):15g
- 白ごま:大さじ2杯ほど
- 青のり:大さじ1杯
- 塩:小さじ1杯
【作り方】
- 茶葉を弱火でじっくりと香りが立つまで乾煎りします。
- 香りが確認できたら火を止めて冷まします。
- あとは2と他の材料を全てミキサーにかけて完成です。
【アレンジ・注意点】
基本的に茶葉をそのままの状態で扱いますが、茶殻を用いても大丈夫です。ですがその場合、茶殻の水分を十分に飛ばしたり、2煎目や3煎目でも美味しく淹れられる味が凝縮している茶葉を選ぶ必要があります。でないとお茶の味が薄いものになってしまいます。
今回のレシピにおいては桜エビを使用しましたが、好みに応じて干しアミエビをなど他の材料で確かめてみて、自分の好きな味を研究してみましょう。
さんまのお茶南蛮漬け
【材料】(4人分)
- さんま:2~3尾
【材料】(漬け汁)
- 醤油:大さじ3杯
- 酢:大さじ3杯
- 酒:大さじ3杯
- 砂糖:大さじ1杯
- 昆布:長さ8cm 1枚
- かつお節:3g
- 赤唐辛子:1本
- 緑茶飲料:大さじ4~5杯
【作り方】
- 下準備としてさんまの内臓を取り除きます。
- 取り除いたさんまを洗い、水気をふき取ります。
- 4cmほどのぶつ切りに切り分け、グリルで焼き色が付くほど焼きます。この時に身崩れしないように気を付けましょう。
- 鍋に漬け汁の材料を全て入れ、30分ほど置いておきます。
- 馴染んだら弱火にかけ、ひと煮立ちさせます。
- 煮立ったらザルや布巾などを用いて濾します。
- 焼いたさんまを漬け汁へと漬け、半日置きます。
- 全体に漬けれるよう、時々上下に返します。
- 皿に盛り付ける際に小口切りした唐辛子を乗せて完成です。
【アレンジ・注意点】
緑茶の種類は特に決まりがないので、自分の好みのお茶で試してみてください。ですが今回のお茶の目的は味付けというよりもさんまのクセを和らげる事の方が大きな目的に入っているので、あまり上級なお茶を使用しなくても大丈夫です。
今回は最後の盛り合わせに唐辛子を用いましたが、同じ小口切りならネギを使用してもいいですし、薄切りの玉ねぎも一緒に漬けて南蛮風味を強める事もアレンジのひとつです。
漬け汁の材料さえ同じなら、お茶南蛮漬けになるので自分好みの材料を探して色々試してみましょう。
